以前、とある電波天文台が観測の危機を迎えている、という記事を読みました。
 英国の最も有名な電波天文台Jodrell Bankが、サイトから2マイル(3.2km)離れた場所の宅地開発事案によって危険にさらされている。天文台の専門家は、電気製品や照明器具その他の電子製品のせいで天文台の機器類に大きな混乱が起こるだろうと話している。電波望遠鏡は、電気製品が生じる干渉レベルに対して高い感受性を示す。実際、この天文台は都心の路面電車が破壊的な妨害を発生するという理由で、ManchesterUniversityの科学者チームによって地方のCheshire州に設置された経緯がある。 引用元:INTERFERENCE TECHNOLOGY
記事によると、洗濯機で使われている電動モーター等も、電波望遠鏡での観測に大きく影響を与えてしまうのだとか。 普段、何気なく使っている洗濯機や家電製品ですが、それらが重要な観測を邪魔してしまうこともあるんですね。 日本にも天文台は多くあり、電波望遠鏡は23基にのぼるそうです。 やはり、人々が生活の中で使う電波や電磁波が、宇宙からの微弱な電波の観測に大きく影響するとして、日本天文学会でも問題になっているとのこと。

夜通し点いている明かりのせいで星が見えなくなる『光害』はよく耳にしますが、観測手法が進化するに伴い、電波や電磁波までもが問題になってきたというわけですね。 かといって、人々に洗濯機などの家電製品を使わせない、という訳にもいかず……。 日本は国土も狭いですから、生活の中で使用されている電波を完全にシャットアウトするのはなかなか難しそうです。 天文台やそれに付属する研究施設でも、おそらく洗濯機などの電化製品が使用されているはずですし……その辺はどうなっているのでしょう。 ちょっと気になりますね。 時々、夜中に洗濯機を回すことがあるのですが、この電動モーターが発する電磁波が、宇宙からの何か重要な手掛かりを邪魔してしまっていることもあるのかな……と思うと、少しだけ宇宙が身近になってくるから不思議ですね。