覗き見る、直径930億光年の球体

直径930億光年というのは可視宇宙と呼ばれる地球から見える範囲の宇宙です。

『スペースデブリ』ってご存じですか?
廃棄されたり制御不能になった人工衛星や、人工衛星の打ち上げの際に切り離されたロケット、ロケットの部品や切り離しの際の破片、そういった物体同士が衝突してできた破片や、宇宙飛行士たちが船外に落としてしまった工具など。
宇宙に漂う様々な人工物のゴミを『スペースデブリ』と呼びます。

このスペースデブリは、1959年代に始まった宇宙開発直後から爆発的に増え続け、現在は直径1cm以上のスペースデブリが約75万個、それ以下のものは数えきれないほど、秒速約8kmで地球を取り囲むように周回しています。

2016年4月には『国際宇宙ステーション(ISS)』の窓に1mm以下の、微小スペースデブリが当たってヒビができる、という事故が起きました。
もう少し大きなデブリが当たっていたら、宇宙ステーションの空気が漏れ出す重大事故が起こる可能性もありました。

スペースデブリをそのまま放置しておけば、宇宙開発を大きく後退させてしまう可能性があるのです。


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望遠鏡で月の表面をじっくり観察するのもいいですが、都会では見ることができない、夜空一面の星空を体感することも素晴らしい経験です。

その両方が味わえてしまう場所が、熊本県阿蘇郡にある「南阿蘇ルナ天文台 オーベルジュ“森のアトリエ”」です。天文台を併設するこちらの宿泊施設の、主な魅力を5つご紹介しましょう。

(1)九州最大級の望遠鏡とプラネタリウム
九州一の反射天体望遠鏡は、月面もばっちり見えちゃいます。4Kシステムを使ったプラネタリウムは、あいにくの天気でも訪れる人を楽しませてくれます。

(2)「星のコンシェルジュ®」による星案内
5人いる星案内のプロが、星座や宇宙について丁寧に解説してくれます。チェックイン時に予約が必要です。

(3)満天の星空体験「星見ヶ原(ほしみがはら)」
草原に寝転びながら、頭上から宇宙を感じるほどの降るような星空を眺められます。草地に直接寝るのではなく、アウトドア用のベッドの上なので安心・快適で長時間、心ゆくまで星空を眺められます。

(4)自然派フレンチのブュッフェ
オーベルジュとは郊外にある宿泊施設を備えたレストランのこと。食事も熊本産の赤牛を使う等、絶品と好評です。

(5)広々とした岩風呂の温泉
グループごとの貸し切りで、チェックイン順に時間帯を選ぶ形です。なるべく早くチェックインしたほうが、夜の星案内の時間調整がしやすいかもしれません。

この「岩風呂(いわぶろ)」(または「石風呂(いしぶろ)」)といえば、そもそもは蒸し風呂のことでした。
主に瀬戸内海などの沿岸地域で行われていた浴法で、密閉した岩穴の中に、
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広大な宇宙に、地球と同じように水が存在する惑星があるとしたら…?
生命に欠かせない水、地球では水栓をキュッと捻ればたっぷり出てきます。
それは地球のほとんどが水で覆われているおかげですが、地球から40光年先、水瓶座の赤色矮星『TRAPPIST-1』には、地球と似た環境の惑星が3つあり、水や大気が存在する可能性があるとか。
地球から700光年先の『WASP-39b』や、クエーサータイプと呼ばれるブラックホールにも、大量の水が水蒸気として存在しているのだそうです。

また、身近な太陽系の中でも、水が存在する可能性がまだ残っているのだとか。
宇宙空間では大量の水が『水蒸気』や『氷』として存在しています。
液体の水の状態でなくても、それを利用して飲料水のみならず、酸素を作り出したりコンクリートを造ったりすることもできるのだそうです。
水って本当に重要な役割を果たすものなんですね。

宇宙エレベーターは実現に向けてのプロジェクトが始動していますが、宇宙水栓なんて絶対無理なのでしょうか?
人々か暮らすために必要な水が、給水管を通って月に設置した水栓から出てくる…というのは、難しいとして…
月の上空まで水栓を引っ張ってきて、月に雨として降らせる…というのはどうでしょう?雨が降れば海ができて水道管と水栓が設置できて・・・
スペースシャトルで国際宇宙ステーションに水を運んでいた時は、1リットルあたり100万円以上のコストが掛かっていたそう。
雨を降らせるなんて、それこそ天文学的な数字になってしまいそうですね。

現在の研究によれば、
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